表面がしわのよったゴツゴツとした形をしており、その形が神楽面に似ていることから、「かぐら」の名がついたと言われています。戦国時代の頃に日本に渡来し、山古志では昔から自家用野菜として栽培されてきました。
ピーマンよりひとまわり小さいコロッと太った唐辛子です。肉厚でピリリッとした爽やかな辛みが特徴です。タカノツメとは異なり、特に辛いのは種とその周辺です。
旬は、7月中旬~9月下旬で山古志の気候(夏の暑さや寒暖の差)が辛さの素と言われています。調理方法は幅広く、塩もみ、素揚げ、みそ焼きのほか、しょうゆ漬け、みそ漬けなども多く販売されています。
(引用元:長岡市ウェブサイト)
かぐらなんばんとヤーコンしその実醤油漬け
<材料>
かぐらなんばん
ヤーコン
しその実
醤油
みりん
<作り方>
①かぐらなんばん、ヤーコンをみじん切りにし、しその実と合わせて醤油、みりんで漬ける。
②2日間くらいおいておくと、おいしく食べられる。
かぐらなんばんの佃煮
<材料>
かぐらなんばん
醤油
ザラメ
<作り方>
① 降雪前のかぐらなんばん(小さい物と葉の部分も含む)をサッと下茹でして、水気を切っておく。
② ①にザラメ・醤油を入れて、汁けがなくなるまで煮詰める。甘辛く煮詰めたものをびん等に入れる。保存食に美味しい。
(引用元:山古志 食・農研究隊『四季の味 やまこし』2009年)