越冬用にたくさん漬け込んだ漬物もそろそろ春の陽が明るく射す頃になると、食べ飽きてくる。
この頃につくる煮菜は、漬物とまた違った味で食欲を増す。
<材料>
漬け菜
煮干し
醤油(または味噌)
酒粕
<作り方>
① 漬け菜を洗わず、そのまま4〜5cmに切り、鍋に入れ、ひたひたの水を加えて煮る。
② 菜が柔らかくなったら火から下ろし、煮汁をすて、菜を水にさらして塩気をぬく。
③ 菜の水気をきり、好みの味をつけて食べる。
<その1>
①菜を油で炒めて、ひたひたの水と煮干しを入れて煮る。
②菜が煮えたら、醤油(または味噌)で味をつける。
<その2>
①鍋に菜と煮干しとひたひたの水を入れて煮る。
②菜が煮えたら酒粕を入れ、醤油で味をととのえる。
<勘どころ>
①漬け菜は洗わず、すぐ水煮をする。
②水煮のときに菜が柔らかくなるまで煮る。
③打ち豆を入れて煮てもおいしい。
(引用元:山古志 食・農研究隊『四季の味 やまこし』2009年)