1.インドネシアの人が一度やってみたいこと。
ゾウの背中に乗ってみたい!スカイダイビングしてみたい!人生でやってみたいこと、誰しもあると思います。
「一度でいいから雪を見てみたい!」というのは、赤道直下の温暖な国の人々です。冬季の山古志モニターツアーでは、インドネシアからの皆さんをお招きしました。
ツアー日程は、2018年2月19、20日の一泊二日。ツアー一行は、悪天候による航空機の遅れや移動の疲れもあるなか、無事山古志の最寄り駅、長岡駅に降り立ちました。この冬の山古志は、数日前から降った雪で、積雪はとうとう3mにも達していました!
車から降りるなり、皆さんはすでにテンションMAX状態!
2.法被で餅つきワッショイ!
山古志に到着後、一行は古志高原スキー場へ。スキーウエアをお借りし、足元は長靴に履き替え、雪国を楽しむための支度を整えます。
すぐに遊びたいという気持ちを押さえつつ、ロータリーハウスに移動。まずは現地の方からの挨拶と、山古志の簡単な紹介や日々の暮らしなどをお話しいただきました。その後、地域の皆さんの協力のもと、臼と杵の本格的な餅つきを体験しました。法被も着用してスマホ撮影も大盛り上がり!
お餅が出来上がり、お昼ごはん。地元食材をふんだんに使ったお膳をいただきました。
母国にもお餅はあるそうですが食べ方も食感も違うそうで、日本のお餅をおいしそうに食べていました。
3.童心に返って雪遊び!
お腹も満足したので、いよいよ雪遊び!今日は手始めに建物の周りで自由に遊びます。とは言っても、かまくらやかんじきを履いての雪歩き、そして昔ながらのわらゾリ「ぼぼずいの(ぼぼずいな)」の試作・試走など、もりだくさんに楽しめました。雪を投げ合ったり、雪に身を投げ出したりと皆さん、思い思いに初めての雪を体験しました。
4.錦鯉と旅館。当地ならではの楽しみ。
その日の宿泊先への途中、錦鯉の養鯉場に立ち寄りました。インドネシアでも錦鯉は大人気。商売の成功の象徴としても愛されていて、参加者の方々の職場にも沢山の絵やオブジェが飾られているそうです。錦鯉発祥の地で、一匹数百万円もする一流の錦鯉を見れて、得した気分を味わっていました。
その日の宿は山古志から長岡市街方面に少し戻った、蓬平温泉よもやま館。インドネシアからのお客様とあらかじめお伝えし、ムスリムに配慮した食事やサービスを提供して頂きました。宿自慢の「花舞台」も、純日本的な衣装での舞踊が好評で、皆さん大盛り上がりのまま夜は更けてゆきました。
翌朝もきれいな雪晴れとなりました。午前中は温泉街周辺や、近年パワースポットとしても知られる高龍神社などを散策しました。
5.地元の味覚を堪能。
二日目の昼食は山古志の人気農家レストラン「山古志ごっつぉ多菜田(たなだ)」。地元で採れた旬の野菜を、煮物や天ぷらなどでいただけます。
6.ウインターレジャーを堪能。
その後はいよいよお待ちかね、スキー場でのアクティビティ!
休業日の古志高原スキー場を貸し切りで使わせていただきました。ソリ・スキーはもちろん、スノーモビルで頂上まで登って、360度の眺望を楽しむ事ができました。天気は快晴。遠くまで見渡せます。旅行でスイスのアルプスに行ったことがあるという参加者の方が、「これからはこちらに来ます!」と大変満足されていました。
7.お別れの時間。
楽しい時間は、あっという間。スキー場を最後に、雪国ともお別れ。皆さんとても満足いただけたようで「来年も絶対来たいです。」「友人にも教えてあげたい。」と口々におっしゃって頂けました。
駅へ向かうバスに乗ると、インドネシアでお別れの時に歌う歌を繰り返し何度も合唱してくれ、お互いにとても良い時間を過ごすことができたなあ、と実感することができました。
雪国での体験を事あるごとにSNSにアップされていたインドネシアの皆さん、母国や世界に冬の山古志を広く発信していただき、感謝しています。
山古志に興味をもち、訪れる人がさらに増えるといいなと願っています!